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地盤施工管理はミドル世代ほど「やめとけ」?

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目次

建設業界で職人や土木施工管理として働く方は、ミドル世代になって「地盤施工管理」への転職を検討することも多いと思います。しかし、中には「やめとけ」という声もあるようです。一体なぜなのでしょうか?本記事ではその理由を深掘りしつつ、良い転職先の見極めポイントについてまとめました。

「やめとけ」の背景にある、
地盤施工管理の現実と施工先の違い

地盤施工管理は専門性が高く、知識や実績がそのまま評価に繋がるため、やりがいを感じやすい仕事だと言われています。しかし、一方で現場を知る人からは「転職はやめとけ」という声も。見えない品質を扱う以上責任が重い点や、繁忙期の負担などが理由として挙げられるようです。

「やめとけ」と言われる
5つの主要な理由

では、地盤施工管理に対し「やめとけ」と言われる理由について、具体的に見ていきましょう。

工期がタイトで
短納期・連続する現場も多い

地盤改良工事は早ければ1日で終わるケースもあり、工期がタイトなため短納期の案件が多いのが特徴です。ゆえに現場が代わるがわる連続して続く点を負担と感じる方もいるでしょう。

また、改良工事は他工種の前工程にあたるため遅延が許されず、日程調整の余地が少ない傾向もあります。一つの現場が終わるとすぐ次の現場へ移動するケースも多く、休息や準備期間が取りづらいことがデメリットとなるかもしれません。

専門性が高く責任重大 

地盤施工管理は、構造物の安全を左右する「見えない品質」を扱うため、専門性が極めて高い分責任も大きい仕事です。特に柱状改良や深層混合処理などの工法は、地盤条件に応じた高度な判断が求められ、施工データのわずかな異常も見逃せません。

技術力と判断力が常に問われる領域であるからこそ、それが仕事の難しさに繋がるという注意点も少なからず存在するでしょう。

天候や地盤状況に左右される

地盤改良工事は、天候や地盤状況に大きく左右されやすいのも難点です。例えば雨天や地下水位の変動は施工精度に直結するため、計画通りに進められないことも少なくありません。

また、地盤の硬さや層の均一さは実際に掘削してみないと分からない場合もあります。こうした予測しづらい条件下でも一定品質の維持を求められる点が、人によっては負担になってしまうようです。

泥や騒音など、現場環境の過酷さ

地盤施工管理の現場は泥や粉じん、騒音などの環境負荷が大きく、身体的にも厳しいと感じる人もいるかもしれません。特に雨天後は足場が悪化し、機械や作業員の動きも制限されるのが難しいところです。

大型機械の稼働音や振動も避けられず、周辺への配慮と自らの安全確保を同時に求められる過酷さも「やめとけ」と言われる理由の一つだと言えるでしょう。

給与に対して残業が多い会社も

地盤施工管理の給与は、土木施工管理と比べても専門性の分やや水準が高めとなる傾向があります。しかし、前述の通り工期遅延が許されない事情により、スケジュールによっては残業が多い会社もあるでしょう。

短納期・連続現場の影響で労働時間が長くなれば、給与と負荷のバランスが取りづらくなってしまうこともあるでしょう。労働時間については会社の取り組みなどで、しっかりと事前確認すると良さそうです。

「戸建て」と「大規模案件」の施工先に負担の違いは?

とはいえ、地盤施工管理の労働環境は就職先や案件によって変動します。特に「施工先の規模」は、負担を軽減する上で重要なポイントです。

戸建て住宅メインの地盤施工管理

地盤改良工事を必要とする建物として代表的なのが「戸建て」。住宅を中心的に扱うメーカーや地盤施工会社の場合、以下のようなメリットとデメリットが考えられます。

メリット

工期が短い
  • 1〜数日で完了する案件が多く、長期拘束が少ない
  • 現場の回転が速いのでスケジュールを組みやすい
  • 繁忙期以外は比較的メリハリのある働き方がしやすい
現場環境が
比較的良好
  • 大規模掘削が少なく、足場が比較的安定しやすい
  • 使用機械が中小型中心で、騒音や周辺環境への負荷が小さい
  • 現場がコンパクトで、作業エリアの動線管理や安全確保などを整理しやすい
  • 工期が短いため、トラブルリスクも限定的で対応がスムーズ
管理がシンプル
  • 仕様がほぼ固定となるため、工程が単純で把握しやすい
  • ゼネコン・協力会社など関係者の人数が少なく、すり合わせもシンプル
  • 施工データ量が大規模現場より少なく、確認作業も短時間で済む
  • 同種案件が続くため、段取りや注意点を標準化しやすい

デメリット

現場間の移動が
多い
  • 1日に複数現場を回ることが多く、拘束時間が伸びやすい
  • 現場作業後に次の現場へ向かうため、休憩が取りづらい
  • 現場ごとに仕様が異なり、移動しながらの調整が必要になる
  • 遅延リスクが高く、スケジュール管理が難しくなりやすい
キャリアが限定されやすい
  • 工法が定型化しているため、技術的な幅を広げにくい
  • 1件あたりの売上が小さく、評価が件数ベースになりがち
  • 短期・反復作業が中心で、プロジェクト完遂の実感が薄いこともある

大規模案件メインの地盤施工管理

メリット

高い専門技術を駆使できる
  • ボーリングデータや土質特性を踏まえ、工法選定や配合設計に専門知識を発揮できる
  • 深層混合処理・大口径杭・高圧噴射など、難度の高い技術を現場で運用できる
  • 大規模ゆえにデータ量が多く、解析・判断力を活かして品質を左右できる
  • 案件ごとに条件が異なり、経験がそのまま専門性の深化に繋がりやすい
大型プロジェクトの達成感
  • 多職種と連携しながら一つの構造物を築く達成感が大きい
  • インフラや大型施設など、地域に貢献する実感が得られる
  • 長期プロジェクトの完了時には、目に見える成果と誇りを感じやすい
  • 難易度の高い工程を乗り越えることで、専門性と自信が深まる


デメリット

工期が長期
  • 1週間以上〜年単位の現場が多く、心身のリズムを保つのが難しい
  • 工期全体が長いため、天候や設計変更による影響が広範囲に及ぶ
  • プロジェクトの途中での異動や転職が難しく、柔軟な働き方がしにくい
  • 成果が見えるまでに時間がかかり、達成感を得るまでの期間が長い 
現場環境が過酷
  • 現場が広範囲なため、移動距離や作業時間が長くなりやすい。
  • 重機・大型設備の常時稼働により騒音・振動・粉じんが常態化し、防護具の着用が必須
  • 複数業者との同時進行により、作業エリアの競合や安全リスクが高まる
  • 雨天や地下水の影響で作業中断や再施工が発生しやすい
  • 工期遵守のため、変則勤務や連続稼働が求められることもある
技術的な責任が重い
  • インフラ案件も多く、 設計・施工の整合性を担保する責任が大きい
  • 地盤改良や杭施工の品質は構造物全体の安全性に直結するため、施工精度の確保が不可欠

ミドル世代前半の転職成功のカギは
「施工先」の吟味

このように、地盤施工管理の仕事は「施工先」によってかなり左右されることが分かります。そのため、年収アップと負担軽減を両立させるためには、自分がどのような環境で働きたいか、どうキャリアアップしていきたいかなどによって、戸建て中心の会社を選ぶか、大規模案件中心の会社を選ぶかを考えるべきでしょう。

体力とワークライフバランス重視の
場合

ミドル世代に差し掛かったからこそ、将来的な体力面も考えてワークライフバランスを重視したい方は、戸建て住宅や小規模商業施設の地盤改良をメインとする「地域密着型の専門企業」がおすすめです。

メリット 生活拠点から離れるリスクが低く、現場環境の過酷さも軽減される
デメリット 給与水準が大手ほど高くない可能性は考えられる

年収とキャリアアップ重視の場合

年齢や経験を踏まえ、年収やキャリアアップを重視する方は大手ゼネコンの基礎部門や、大規模案件を安定して受注している全国展開の地盤専門大手を検討するのが良いでしょう。

メリット 大規模プロジェクトでの管理経験は市場価値が高まり、高年収に直結しやすい 
デメリット 現場環境の過酷さ、単身赴任リスクを受け入れる必要がある

応募前の
「施工先」見極めポイント

地盤施工管理への転職を検討している方は、その会社が応募前にどのような施工先を扱っているかリサーチすることが大切です。方法としては、以下のようなものが考えられます。

企業の施工実績や
施工事例のページをチェックする

まず、企業のホームページを確認しましょう。施工実績や施工事例を見れば、ある程度過去にどういった案件を積み重ねてきたかが分かります。戸建てと大規模案件両方を取り扱っている場合は、どちらの方がメインなのか割合を深掘ってみると良いです。

面接時に質問する

実際に面接の機会があれば、直近で担当する予定の案件の規模や立地について具体的に尋ねてみるのも一つの手です。
規模や立地について具体的に質問しつつ、既存の社員の方々がどのようなスケジュールで働いているのか、分担の工夫なども併せて確認すると良いかもしれません。

まとめ

地盤施工管理への転職を「やめとけ」となるかどうかは、現場環境の厳しさに起因します。ですがこれは、あなたが選ぶ企業の「施工先」によって判断できるものなのです。

まずは興味を持った企業について、「戸建てメインなのか、大規模案件メインなのか」を徹底的に調べ、自身の体力・キャリアの希望と照らし合わせてみましょう。


監修|報国エンジニアリング株式会社

報国エンジニアリング公式サイトキャプチャ

引用元:報国エンジニアリング公式サイト
https://www.hokoku-eng.jp/

この国の住まいの安心を、
地面の下から支える
「地盤施工管理者」

地盤施工管理は、住まいの安全を根底から支える、まさに現場仕事の土台となる職種です。
長年の土木建築経験で培った「現場を読む力」は、地盤特化のスペシャリストとして即戦力の武器に。体力勝負ばかりの現場から、大所高所に立った「現場理解の深い指揮官」へ

地盤のプロとして、大手メーカーから厚い信頼を寄せられる同社監修のもと、今、ミドル世代の土木/建築経験者にこそ注目してほしい「地盤施工管理」という仕事について解説します。

現役の地盤施工管理者に
インタビューを実施!

報国エンジニアリングでは、元土木施工管理者や元土木職人など、土木の現場に携わってきた経験豊富なキャリアチェンジ層が多数在籍
職種が変わろうとも、持ち前の知見やスキルを活かし、新たな「地盤」というフィールドで即戦力として成果を上げています
前職との違いや、今の「地盤施工管理」のやりがいなどについて深掘りしたので、現在の転職活動中の方は特に、ぜひ参考にしてみてください。

INTERVIEW01
報国エンジニアリング 地盤施工管理 T.Kさん

元土木施工管理者2020年入社 山口営業所

T.Kさん

前職は土木施工管理として、道路工事などの現場を5年経験するも、深夜までの書類作成や休日不足に悩み、転職を決意。現在は報国エンジニアリングにて「地盤」の施工管理を担い、大幅なワークライフバランスの改善を実現し、いきいきと活躍している。

INTERVIEW02
報国エンジニアリング 地盤施工管理 N.Sさん

元土木職人2004年入社 大阪支店 支店長

N.Sさん

某JリーグU-18チームに所属していた経歴から、サッカーと仕事を両立できる会社を探し、現場職で職歴を始動。長年の職人経験を経て施工管理、営業を歴任し、現在は支店長として経営と営業を統括する。現場叩き上げの鋭い目利きと提案力を武器に、難易度の高い案件を完遂する完遂力が強み。