「建設コンサルタント」経験者インタビュー
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過去の葛藤。
月100時間超の残業、
「地上から上」しか知らなかったあの頃
前職は建設コンサルタントとして、土木系の業務に携わっていました。コンサルの仕事は内業が中心で、基本的にはデスクワークの割合が高く、現場に出る機会はそれほど多くありませんでした。全国各地から上がってくる案件の検討を、ひたすらこなしていくような日々でした。
扱う領域は広いのですが、どうしても「地上から上」の話が中心になりがちで、地盤という目に見えない地下の世界については、ほとんど知識がない状態でした。広く業務をこなす一方で、何か一つの分野を深く極めているという実感が持てなかったことが、心のどこかに引っかかっていました。
当時の悩みは?
「現場を知らない」自分への焦り
一番「きつい」と感じていたのは、労働時間の長さです。忙しい時期には月80時間、多い時には100時間を超えることもありました。出張も頻繁にあり、体力的にも精神的にも消耗していました。
それだけ働いているのに、「自分は現場のことを本当に分かっていないのではないか」という焦りも募っていました。コンサルとして資料や検討書をつくっていても、実際の施工現場でどう動いているか、職人さんとどうやり取りするのか、そういったリアルな感覚が身についていないという限界を感じ始めていたんです。
コンサルの知見を、
「地盤のプロ」へ転換する
なぜ報国エンジニアリングを選んだのでしょうか?
地盤という専門領域への挑戦
コンサル時代の経験から、より現場に近いところで、かつ専門性を突き詰めた仕事がしたいと考えるようになりました。そこで出会ったのが「地盤改良」という分野です。
建物すべての土台となる地盤を扱う仕事は、責任の大きさとやりがいが直結していると感じました。また、前職と比べて残業が大幅に減っているという情報も、転職の後押しになりました。実際に入社してみると、業務管理システムが整備されていてペーパーレス化も進んでおり、以前の職場との働き方の違いを肌で感じています。
「現場を知る指揮官」を目指して
入社後はまず技術部に配属され、全国から集まる案件の技術的な検討業務を担当しました。その後、東京支店へ異動し、現在は地盤施工管理者としての業務に本格的に取り組み始めたところです。
まだ現場経験を積んでいる段階ですが、施工管理の仕事はコンサル時代と異なり、現場でリアルタイムに判断する場面が多く、全く違う頭の使い方が求められると感じています。地盤という専門知識を一から習得しながら、現場でトラブルが起きた際に瞬時に対応できる力を身につけていくことが、今の自分の課題です。
削るのは残業だけ。
コンサル経験が生む、
新しい現場の武器
自由な時間が戻ってきた
コンサル時代と比べると、残業時間は劇的に減りました。以前は月80〜100時間以上残業していたのが、今は時間を持て余してしまうくらい自由な時間ができました。出張が多かった頃と比べ、移動負担も大幅に軽減されています。
プライベートな時間がしっかり確保できるようになり、仕事とプライベートのメリハリがついた生活リズムに変わりました。「これだけ働いても自分の時間がない」という状態から解放されたことで、精神的なゆとりが生まれ、仕事への集中力も上がっていると感じています。
地盤の現場でも武器になる
コンサルタントの仕事では、複雑な内容をクライアントに分かりやすく説明することが求められます。この「相手目線で物事を整理して伝える力」は、現場管理でも大いに活きています。
具体的には、東京支店の現状を踏まえて、施工管理マニュアルの整備に取り組んでいます。大阪拠点のベテランスタッフは経験から体感的に分かっていることでも、中途入社で異業種から来たメンバーには丁寧な説明が必要です。私自身、地盤の知識がゼロからのスタートだったからこそ、「自分が分かりやすいものは、他の人にも分かりやすいはず」という視点でマニュアルを作ることができています。
地盤の前では一からのスタート
入社直後の研修で、説明の内容がほとんど理解できなかったことが正直なところです。土木系の仕事をしてきたという意識があったのですが、地盤という専門領域の前では全くの初心者でした。「こんなに分からないことがあるのか」と、少し絶望に近い感覚を覚えたほどです。
建設業の中でも、地上から上の構造物と、地面の下の地盤は、全く異なる知識体系が存在します。コンサル時代にコンクリートや構造の知識は持っていましたが、地盤専門の知識はほぼゼロ。周りからは「ある程度分かるだろう」と思われているかもしれない中で、分からないことだらけというギャップに戸惑いました。ただ、その「悔しさ」が今の勉強意欲の原動力にもなっています。
どのような雰囲気の職場ですか?
後押ししてくれる環境
上司や先輩に相談しやすい雰囲気があり、一人で抱え込まなくていい環境が整っています。地盤関連の資格取得についても会社として支援してくれる制度があり、現在は施工管理の仕事に必要な地盤系の資格を探しながら、勉強を進めているところです。
コンサル時代はトンネル系の専門資格を目指していましたが、今は地盤に特化した知識を深めることに切り替えています。資格という形で専門性を証明できるようになることが、お客様や現場の職人さんへの信頼・安心感につながると感じており、それが今のモチベーションになっています。
あなたの「強み」は必ず活きる。
私のように、建設業や土木系の仕事をしてきたけれど「現場を深く知らない」と感じている方にこそ、地盤施工管理という仕事を知ってほしいと思います。最初は知識のなさに戸惑うこともあるかもしれません。でも、これまで培ってきた「伝える力」「整理する力」「考える力」は、必ずどこかで武器になります。
働き方も大きく変わりました。以前の自分には想像もできなかったほど、自分の時間が持てるようになっています。転職を迷っている方は、ぜひ一度話を聞いてみてください。あなたのこれまでのキャリアが、地盤の世界で新しい形で輝けるはずです。
監修|報国エンジニアリング株式会社

引用元:報国エンジニアリング公式サイト
https://www.hokoku-eng.jp/
この国の住まいの安心を、
地面の下から支える
「地盤施工管理者」
地盤施工管理は、住まいの安全を根底から支える、まさに現場仕事の土台となる職種です。
長年の土木建築経験で培った「現場を読む力」は、地盤特化のスペシャリストとして即戦力の武器に。体力勝負ばかりの現場から、大所高所に立った「現場理解の深い指揮官」へ。
地盤のプロとして、大手メーカーから厚い信頼を寄せられる同社監修のもと、今、ミドル世代の土木/建築経験者にこそ注目してほしい「地盤施工管理」という仕事について解説します。

