「異業種」未経験入社インタビュー
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父の背中が、
地盤の世界への
扉を開いた
父が働く現場の姿だった
父が報国エンジニアリングで働いており、その姿をずっと見て育ちました。地盤という分野に直接触れる機会はなかったのですが、「父と同じ会社で、同じフィールドに立ってみたい」という気持ちが入社の一番の動機です。
父は入社当時すでに営業職に就いていたため、施工管理として現場を一緒に経験したわけではありませんでした。それでも、父の働く姿から感じた「現場を動かすことへのやりがい」は、私が地盤施工管理という仕事を選ぶ上で大きな後押しになりました。
やりがいはどんなところですか?
何よりの証明になる
地盤改良という仕事は、目に見えにくい業種です。建物が完成した後も、地盤そのものは地面の下に隠れていますから、自分が何をしたか表からは分かりません。ただ、数年後にその建物の前を通った時に「傾いていない、しっかり立っている」と感じた瞬間、「自分がここをしっかり管理したんだ」という実感と誇りが込み上げてきます。
建築は「地図に残る仕事」とよく言われますが、地盤はその土台中の土台。まさに縁の下の力持ちという言葉がこれほど似合う仕事は他にないと思っています。
「何が分からないのかも
分からない」状態から、
主任へ
どのような不安がありましたか?
「何が分からないのかも分からない」
という出発点
入社前は、地盤に関する専門知識が全くない状態でした。何が分からないのかも分からないというのが正直なところで、施工管理として何を管理すればいいのか、お客様や設計士さんに対してどんな言葉で説明すればいいのか、何一つ見当がつきませんでした。
現場を何件も重ねていく中で少しずつ知識がついてくるものだと頭では分かっていましたが、最初の不安は相当なものでした。それでも、入社後すぐに品質管理部の部長から名古屋で2週間みっちり地盤の基礎を教えていただき、長野に戻ってからは先輩方と現場を一緒に回りながらOJTで学ぶことができたので、少しずつ前に進めました。職場全体に温かく育ててくれる雰囲気があったことが、大きな支えでした。
「段取り力」が施工管理の命
施工管理の時期は、1日に3〜4件の現場を掛け持ちすることがほとんどでした。それだけの件数をこなすためには、前日・前々日から翌日の現場資料を確認し、どの現場でどんな作業があるかを頭に入れておくことが不可欠です。現場が始まった瞬間に「これどこの現場だっけ?」となってしまうとタイムロスに直結するため、事前の情報整理を徹底していました。
施工管理はただ現場に立つだけでなく、工程・品質・安全を同時に管理しながら、職人さんや元請さんと連携を取り続ける仕事です。チームワークと段取り力が、仕事のクオリティを決めると感じています。
誰も使えなかった機械を
自分で習得し、
会社全体を変えた
エピソードを教えてください。
自分で一から習得して現場を変えた
ある時、事務所の倉庫に使われていない測量機器があることに気づきました。「使い方が分からない」「データが作れない」という理由でずっと眠っていた機械でした。地盤改良では、杭を打つ位置を正確に出すことが非常に重要で、ミスが許されません。「この機械を使いこなせれば、もっと正確に、もっと短時間で仕事ができるはずだ」と思い、自分で習得することにしました。
社内に教えられる人がいなかったため、メーカーに直接問い合わせたり、実際に使っている業者のところに足を運んで使い方を教えてもらいながら、一から学びました。使えるようになってからは、他拠点にも出向いて社員への展開を行い、会社全体で活用できる体制づくりにも貢献しました。この取り組みが評価され、主任昇進や3桁のボーナスという形で報いてもらえたことは、今でも大きな自信になっています。
周囲の反応はいかがでしたか?
現場の常識を変えた達成感
測量機器を使って1人で建物の位置出しをしている姿を、元請さんや現場監督さんに見ていただくと、「すごいね」「時代が進化したね」と驚かれることが多くありました。以前はメジャーやスケールで距離を測って位置を出していたものが、機械を使えば5〜10分でパッと完了してしまうので、その変化を実感してもらいやすかったと思います。
元請さんからは「これからはこれを標準化していかないといけない時代だね」という声もいただき、それが信頼関係の強化にもつながって「また次もお願いね」という言葉に結びついていきました。自分が1から学んだことが、会社と現場の両方に貢献できたという感覚は、何物にも代えがたい達成感でした。
意識していた工夫はありますか?
効率化への探求心が、
残業削減を生んだ
もともと「どうせ仕事するなら短時間で終わらせたい」というタイプなので、常に効率化できることを考えていました。先ほどの測量機器の活用もその一つですが、現場を抱えるほど「事前準備で当日のタイムロスをなくす」という意識が自然と身につきました。
また、自分の中で溜め込まず、後輩や同僚に任せられることはしっかり依頼するという意識も大切にしていました。自発的に動いて周りと知識を共有することが、結果的にチーム全体の効率化につながり、それが残業削減の文化を育てていくのだと感じています。
教えてください。
「事務所に戻らないと勉強できない」が
なくなった
eラーニングは、リアルタイムの講習会と録画動画の両方の形式で受講できるのが非常に使いやすかったです。現場にいることが多く、事務所で落ち着いて勉強する時間がなかなか取れない中でも、現場事務所でタブレットを開いて隙間時間に動画を視聴したり、時間を合わせてオンライン講習に参加したりできました。
講習会自体は就業時間内に開催されるため、「勉強のために残業しなければいけない」ということもありません。資格取得のための学習と現場業務を無理なく両立できる環境が整っており、未経験から入社した自分にとって、この制度は大きな成長の後押しになりました。
自分の「好奇心」と「行動力」が
キャリアをつくる。
私自身、地盤の知識がゼロの状態から入社しました。最初は「何が分からないのかも分からない」という状態でしたが、興味を持ったことに素直に飛び込んで、自分で学び続けることで、道は開けると実感しています。
会社の雰囲気は温かく、先輩や上司に相談しやすい環境が整っています。未経験だから無理、と諦める前に、ぜひ一度チャレンジしてみてください。あなたの好奇心と行動力は、この現場で必ず武器になります。
監修|報国エンジニアリング株式会社

引用元:報国エンジニアリング公式サイト
https://www.hokoku-eng.jp/
この国の住まいの安心を、
地面の下から支える
「地盤施工管理者」
地盤施工管理は、住まいの安全を根底から支える、まさに現場仕事の土台となる職種です。
長年の土木建築経験で培った「現場を読む力」は、地盤特化のスペシャリストとして即戦力の武器に。体力勝負ばかりの現場から、大所高所に立った「現場理解の深い指揮官」へ。
地盤のプロとして、大手メーカーから厚い信頼を寄せられる同社監修のもと、今、ミドル世代の土木/建築経験者にこそ注目してほしい「地盤施工管理」という仕事について解説します。

